◎篶竹荘は下宿とシェアハウスの合の子
こんにちは。
長野県松本市の浅間温泉という温泉街で元・下宿の建物を使ってシェアハウスをやっています篶竹荘です。
建物的には下宿の建物を使ったちょっとレトロな暮らしをしたい人にオススメで、仕組み的には下宿とシェアハウスの合の子と言った感じです。
シェアハウスと言うと毎日賑やかなイメージです。
みんなふつうに暮らしていれば疲れたりしていて静かに過ごしたい日だってあるもの。
一方、下宿と言うとハード面では共有設備をみんなで利用するという共通の部分が多いですが、お互いは各個室を中心にそれぞれの生活を送っています。
篶竹荘は元・下宿のシェアハウスと言うことで、みんなと遊びたいときには遊んで、静かに暮らしたいときは静かにマイペースに暮らす・・・というアパートなどに住んでいるのとそう変わらない「ふつうの暮らし」に下宿・シェアハウスの要素を加えた+αくらいの暮らしをよりリーズナブルな形で提供できたらいいなと思って運営しています。
篶竹荘に住んでみたい!という方に住んでもらえるのがお互い快適な暮らしをする第一歩だと考えていますので、篶竹荘のブログでは松本の浅間温泉でどんな暮らしをしているかという何気ない日常の投稿と共に、シェアハウス自体の一般的なメリットとともになるべくデメリット的なこともお話しようと思っています。
アパートでも持ち家でもメリットもあればデメリットもあります。シェアハウスでも下宿でも同じです。
それらを勘案できるようなきっかけに篶竹荘のブログがなったらいいなと考えています。
もし、篶竹荘への移住がこれまでの暮らしよりメリットが多そうだ!・・・となりましたら、ぜひお問い合わせいただけたら嬉しいです。
◎コミュニティ型シェアハウスの違和感・・・。
「住民同士で語り合おう!」「いつも賑やか寂しくない!」「コワーキングスペースのようなお互い高め合えます!」みたいなコミュニティ型シェアハウスの売り文句に違和感を覚えるのは私だけなのででしょうか?
それは篶竹荘という自らもシェアハウスをやっているから??
篶竹荘では内覧の際に入居希望者の趣味・嗜好などを雑談形式で聞くことにより、たとえ空室だらけだったとしても、誰でも彼でも入居していただくわけではないので、住民同士の人間関係はほとんどすべての期間において良好です。
(すごいいい人だったとしても、あまりに趣味嗜好がかけ離れていたら泣く泣く断る場合もあって悩ましいところでもあるのですが。)
また、良好になってもらうように見えないところで頑張り続けるのもシェアハウス運営の腕の見せ所です。いいシェアハウスは目立たないところで素敵な施設になるように頑張っているのです。
さて、そんな人間関係が良好めな下宿・シェアハウスをやっていると思うことがあります。
いつも賑やかで住民同士がいつも語らい合っている・・・ってそんなことある?という違和感です。
それは、
「そんなことある」→ふつうに暮らす家の側面もあるシェアハウスで、毎日賑やかなのは疲れませんか?
「本当はそんなことない」→じゃあ、なんでそれを最大の宣伝文句にしちゃうんだろう?
的な違和感のことです。
もしアパートに住んでいたとしたら「一人暮らしで良かった!」ってこともあれば「一人で寂しい・・・」ってこともあります。
シェアハウスでは、「(個室が分かれていることが大半ですので、)一人暮らしに近い暮らしができて、(共通の設備をお互い使うことになるので、)なおかつ一人じゃない安心感。そしてリーズナブルに借りられる」のトータルバランスがアパートなどの1人暮らしにはない魅力だと思っています。
篶竹荘でも趣味などが合う人と雑談したり、一緒にキャンプに行ったり、ごはんをみんなで作ったりすることもありますが、当然毎日ではありません。
それがシェアハウスにおける「ふつうの暮らし」ってやつだと思うのですが、なぜかコミュニティ型シェアハウスの売り文句は「毎日」にぎやか!・・・そんな施設はパリピばかりが集まるシェアハウス以外にはないと思っているのですが、、。
多分シェアハウスを渡り歩いている人や、ちょっと考えてみた人は「まあ、実際はそこまでではないよね」と思うはずですが、どうして実態と宣伝文句にちょっとした齟齬が生まれるのか考えてみました。
◆入口と出口の印象が違う問題
実際にコミュニティを最重要視しているシェアハウスはたくさんあります。
とくに、格安を売りにしているシェアハウスが東京などの大都市と比べて少ない分、地方に目立つ印象です。
そして、篶竹荘もコミュニティ型シェアハウス(下宿)だと思っています。
でも、2015年の開業当初のころこそよくわからず、SNSなどで「みんなで餃子やきました!」とかそういったイベント事ばかりの投稿をしていましたが、今ではそれに加えて「彼岸花咲きました」みたいな何気ないことも記事に書いたりしています。花鳥風月です。
そして途中で下宿・シェアハウスでも「ふつうの暮らし」を営んでいるんだよ・・・という発信を意識するようになりました。
毎日賑やか!なんてことはほとんどどの施設でもないと思っています。あったとしたらエネルギッシュすぎますし、シェアハウス=毎日賑やか!でない「ふつうの暮らし」をしたい、できればシェアハウスでしたい・・・って人も結構いるんじゃないかと思っています。
その辺に齟齬が生まれると不幸です。
「毎日賑やかに飲んだくれたかったのに、入居してみたらほとんど誰もリビングにいない」
とか、
「個室がしっかりしている、ってあったのに、毎日リビングで飲み会が開かれていて使いにくい」
とかです。
コミュニティ型シェアハウスというとどこも判を押したように「毎日賑やか」「一人じゃない!」を推しているのを見かけます。
でも、実際はそういうところもあれば、割と静かめ(だけど仲も良い)みたいなシェアハウスに分かれるんじゃないかと思うわけです。
そういった齟齬が国土交通省の「貸しルームにおける入居実態等に関する調査」(14ページ)に表れている気がします。
ちゃんと「うちの施設はこうです!」というのをもっとわかりやすく紹介できれば、こういった齟齬は生まれないんじゃないかと思っています。
シェアハウスの魅力は「個室があるので一人暮らしに近い暮らしができて、共有スペースがあるので一人じゃない安心感。そしてリーズナブルに借りられる」のトータルバランスだと思ってますし、アパート・マンションに次ぐ一つの賃貸のかたちとして、単独世帯も増えていますし、幅広い年齢層、性別などが入居できるように、もっと施設が増えていいと思っています。
◆検索エンジン対策(SEO)の弊害による違和感では?
じゃあ、なんでシェアハウスと言っても、いやコミュニティ型シェアハウスといっても多種多様なはずなのにどこも「コミュニティ」の話ばかりしちゃうのでしょうか?
それって、SNSでバズるとか、検索エンジン対策のためなんじゃないかな?と思っちゃったりします。
派手なイベントを投稿したほうが目立つわけですし、認知度が上がるからです。
少なくとも、「彼岸花咲きました!」よりは認知度が上がるでしょう。
シェアハウスは全国各地から移住する人を受けれ入れていますので、ネット上で認知されなければ無いに等しいわけです。
そんなわけで、みんな「彼岸花咲きました!」というより「パーリー開きました!」「毎日楽しいです!!」と投稿しがちになり、そんな投稿がネット上を席巻し、(ネットの表面上・外見上)画一化し、挙句の果てには「なんか、シェアハウスってハイテンションなイメージ」となっちゃっている気がしてなりません。
繰り返しますが、シェアハウスはこれからの晩婚化や生涯未婚などが広がる中、単身者たちが一人暮らしをする一つの大きな選択肢になるんじゃないかと思っています。
なので、いろんなシェアハウスがもっと増えたらいいのになと思っています。
シェアハウスがハイテンションな施設だと思っていて、本当は共同生活したいけれど、そういうところはなあ・・・と思っている人がシェアハウスを選択肢から外す一因になっているような気がしているのです。
少なくとも「ちょっと楽しいふつうの暮らし」ぐらいの非常に低いテンションでやっているシェアハウスが松本市の浅間温泉の中にあるということを知っていただけたら幸いです。
なんか、シェアハウスの行く末を案じる・・・みたいな話にズレたような気もしますが、要はシェアハウスのコンセプトと入居者の求めるものになるべく齟齬が起きないように宣伝して、みんなそれぞれあった暮らしのかたちで楽しく暮らそうよってことが言いたかっただけでした。
なのにこんなにぐだぐだ話してしまいました。ごめんなさい。
今日はこのへんにして反省しておきます。
ではでは。
※篶竹荘「ブログ」について
◎【お知らせ】やっと住み分けができた当ブログ。
「下宿・篶竹荘」は長野県松本市の中心市街地にほど近い温泉街「浅間温泉」にある下宿・シェアハウスです。
会社にするまでもなかったのについつい会社化してしまった合同会社SumSumが運営しています。
さて、そんな篶竹荘ですが、近所にお互いに遊びに行ったりできる下宿がいっぱいあればいいなと思って始めた「第2ペンギン荘」と合同会社SumSumにもブログがありまして、全部で3つもやっているのです。
特にブログで収益化~!!とも思っていなく、ただ、篶竹荘や第2ペンギン荘、合同会社SumSumの日常や、暮らしに関してマイノリティ側からの提案なんかをしようと始めてみたわけなのですが。。
それらのブログ間で住み分けが全くできておらず、最古参ブログである篶竹荘のブログが一番迷走していました。
「ふだんの脚色しない暮らしを見てもらいたい」という思いで書いていたつもりでしたが、逆にそのせいでまとまらない投稿ばかりに。。
もうちょっと他のブログとも差別化した特色ある投稿を・・・と考えていたのですが、よく考えたらInstagramにていつも投稿していることを思い出しました。
ただ、Instagramは短い文章で、もっと気軽に投稿しています。
そのため、タイムリーな感じやより自然な浅間温泉での日常を見てもらうにはInstagramを見てもらった方がいいと思うのですが、テンション上がりすぎてハズレの投稿もちらほらと。
そうだ!それならInstagramに投稿した中で人気だったやつ(不人気じゃなかったやつ)を精選して、短い文章で書ききれなかったことを、篶竹荘のブログで書けばいいんだ!・・・と思いついたのです。
◎それぞれのブログの特徴は・・・
もうほとんど同じ人が書いているので、隠しきれない個性はそのままに、ちょっと違う書き方で「日常」をテーマに書いています。
併せて読んでいただけると、より長野県や松本での暮らしが立体的に知っていただけると思います。(ただ、特定の人が書いているので偏りはご容赦ください。。)
●篶竹荘「ブログ」
→「ぽん」のInstagramをもとに「より詳しい」日常、ふだんの暮らしを中心に投稿します。
→元下宿のシェアハウス「篶竹荘」を例にとって一般的なシェアハウスのお話や、信州、松本への移住とかのお話もたまに真面目に書いてみてます。
●第2ペンギン荘「お知らせ・ブログ」
→第2ペンギン荘のマスコット「第2ペンギン」がいろいろやってみる”てい”で書いています。
→一番DIYについて書いているかもしれません。
→落書きで描いた「第2ペンギン」が気に入りすぎてlineスタンプまで作る凝りようです。
●合同会社SumSum「おしらせ・読み物」
→もっともカタい文章を書いています。
→もっとも時間をかけて書いているため、もっとも読みごたえがあります。
→「ふつうの暮らし」「日常」をちょっと楽しくする提案やデータなどをもとにした勝手な考察みたいなのも。
→自分にとっての「快適な暮らし」を求めている人にとって何かのきっかけになったらいいなと思い書いています。
●Instagram「第2ペンギン荘」
→第2ペンギン荘を中心とした日々の暮らしを。
●Instagram「ぽん(篶竹荘と第2ペンギン荘)」
→篶竹荘を中心とした日々の暮らしに加えて、”ぽん”の個人的な趣向もたまに載せ、ほとんどの人に賛同を得られない・・・ということもしばしば。。