
◎地方都市のお仕事について
こんにちは。
今回は地方移住するにあたってみんな仕事はどうしているの?という不安や疑問につきまして、これまで下宿・シェアハウスに住んでくれた方々を思い浮かべながら書いていこうと思います。
長野県松本市の浅間温泉という温泉街にある元・下宿を使ったシェアハウス「篶竹荘」。
当下宿は私が他県から松本に移り住んだ経験から、移住者の方に住んでもらうことを意識したシェアハウスとなっています。
2015年からはじめまして、これまで数十人の方に住んでいただきました。
彼ら彼女らのお仕事事情を考えますと、ほとんどの方が仕事を先に見つけるというより、松本に住みたい!移住したい!からとりあえず住み始めるという方でした。
でも、それだと不安な方もいると思います。
まして、これまで仕事もたくさんある都会に住んでいたらなおのことです。
なので、そのあたりも書いて行けたらと思っています。
地方都市への移住を考えている方のお役に立てれば幸いです。
よろしくお願いします。
◆地方って時給も安いし仕事も無い・・・ということは無い。
先にも言いました通り、私たちは長野県松本市で元下宿のシェアハウスをやっています。
松本市は人口24万人。
スタバもあれば無印もあるし、ユニクロもあります。
地方に移住と言いましても、数百人から数千人が住んでいる小さな街だって地方移住ですし、新潟市や仙台なんかの政令指定都市に移住したとしても地方移住になります。
政令指定都市や県庁所在地くらいならばたくさん人も住んでますし、仕事もあるというのは想像に難くないかと思いますが、政令指定都市・県庁所在地未満村・町以上の都市についてが一番疑問なんじゃないかと思います。
言い換えれば5万人くらいから30万人くらいまでの市です。
5万人から30万人というとだいぶ差がありますが、その市がそのエリアにおける中心の市ならば人口5万人でもお店がたくさんありますし、生活全般において不便なことはそんなにありませんし、仕事もあります。
ためしに求人サイトでどんな仕事があるか見てみることをお勧めします。
時給は確かに都市部と比べて低いですが、物価も安いことが多いですし、お金だけで測れない得るものも多いですので、時給の低さはその街の需給のバランスでそうなっているんだろう、ぐらいに思っておけばいいのだと思っています。
◆10万人以上の都市なら「食べていくための仕事」はたくさんある。
その市町村に5万人以上いれば仕事が全然ないことは無いと書きましたが、より確実に「食べていく」には地方都市において10万人がひとつの目安になってくるんじゃないかと思います。
都市圏の中にある10万人の都市ですと大抵がベッドタウンなんかで大したお店も無いですが、地方都市の10万人はその地方の中心都市であることがほとんどです。
周辺市町村からの買い物客も見込めるため、なんだったら20万人都市レベルのお店などが揃っていると思います。
そうです。
よっぽど田舎へ行かない限り、地方「都市」ならだいたい10万人くらいが住んでいたり、また隣の市が10万人住んでいるというパターンが多いと思いますので、「食べていくための」仕事はそんなに考えないで移住しても、「仕事がなくて食うに困る」なんてことはよほどのことが無い限り無いことだと思います。

◎仕事は来てから考えても全然大丈夫。
◆移住したい!まずは仕事を探さなきゃ!?
・・・と、地方都市なら仕事は普通にあるよ、というお話をしましたが、そもそも移住するにあたって先に仕事を決めてからでないといけないものなのでしょうか?
これまで移住してきた人たちを見ても、まず移住して、それから仕事を探すという方はたくさんいます。
もちろん、この街でお店がやりたい!とか、この街にあるあのお店で働きたくて移住してきた!という明確な理由があって移住してくる人たちもいますが、必ずしも目標とか目的がないと移住しちゃいけないってことは無いと思うんです。
景色がきれいだったから。とか趣味の〇〇を思いっきりやって見たかったとか、そんな些細な理由で移住してもいいんじゃないかと思っています。
そういう方にとっては仕事の内容は重要ではなく「どう暮らせるか」の方が大切なはずですので、結果的に仕事を見つけてからでなくても移住しちゃうんだと思います。
◆今ならオンラインという選択肢も。
また、移住してからオンラインの仕事を見つけてやっている人もいます。
フルタイムで働いていますが下宿内の部屋でオンラインで仕事をしています。
今はオンラインで事務仕事などでしたらできる仕事が増えているようです。
ためしに「オンライン 事務 求人」などで調べてみたらたくさん出てきました。
研修期間中はオフィスに赴くこともあるようですが、基本的にはオンライン。これならどこでだって仕事ができます。
そういった意味ではより好きな街に暮らす、移住がお手軽になってきている気がします。
◆移住は意識高い系だけの専売特許ではない。
地方移住とか田舎暮らしという言葉がはやっていて、雑誌やネットの記事を一見すると「〇〇したいから移住しました!!」と書いてあったりして、そんな目的ややりたいこととか見つけている系じゃないと移住ってしちゃいけないのか・・・と思うかもしれません。
全然そんなこと無いと思います。
誰でも住みやすそうだと思った街にただ住む。
それだけでみんながちょっと快適な暮らしを実現できるわけですから、大した目標なんてなくても、なんだったらゴロゴロしたり温泉三昧したいがために移住したでも全然いいんじゃないかと思っています。
洗練されたサイトなんかを見ると、自分もこうでなきゃいけないと劣等感なんかが生まれることもありますが、みんなもっと気楽に移住しています。

◎仕事か日々の暮らしかどちらを大事にするか。
◆地方に移住したいならまず好きな街をみつけよう!
ということで確たる目的や目標のための仕事、と考えているわけでないのなら、地方都市でも仕事はどうにでもなります。
それよりも大切なのが、どの街に移住したいかです。
全国各地に人が住んでますし、街があります。
その中で、ここなら自分らしい暮らしができるんじゃないか・・・というところを見つけるのが移住の第一歩なんじゃないかと思います。
そのために、いろんな街に旅に出てみるのはいかがでしょうか?
◆仕事か日々の暮らしかどちらに重きを置くか。
また、仕事と日々の暮らし、どちらに生活の重点を置くかも大切です。
仕事によって自己実現をしたいのか、日々の暮らしを面白おかしく過ごしていきたいのか。
それは人それぞれです。
もし後者でしたら、地方暮らしはあまりお金がかからず都会と比べてみんなのんびりと暮らしていますので、のらりくらりと暮らして行けると思っています。
◆地方暮らしはあんまりお金がかからない。
こんな額でも暮らしていけるんだ!・・・と参考になればと思って以下のような記事も書いたりしました。
▶【小さな暮らし】地方都市のシェアハウスの生活費~長野県松本市の場合~
月6.5万円は奇跡が重ならないと実現は難しいですが、少なくとも月10万円くらいあれば、下宿・シェアハウスなど固定費をリーズナブルに抑える所に住めば普通に暮らせます。
良かったら読んでみてください。
と、いうわけで、地方都市に移住した場合、みんなは仕事ってどうしているのかについて書いてみました。
それでは。
※篶竹荘「ブログ」について
◎3つのブログをやっています。
「下宿・篶竹荘」は長野県松本市の中心市街地にほど近い温泉街「浅間温泉」にある下宿・シェアハウスです。
会社にするまでもなかったのについつい会社化してしまった合同会社SumSumが運営しています。
さて、そんな篶竹荘ですが、近所にお互いに遊びに行ったりできる下宿がいっぱいあればいいなと思って始めた「第2ペンギン荘」と合同会社SumSumにもブログがありまして、全部で3つもやっているのです。
特にブログで収益化~!!とも思っていなく、ただ、篶竹荘や第2ペンギン荘、合同会社SumSumの日常や、暮らしに関してマイノリティ側からの提案なんかをしようと始めてみたわけなのですが。。
それらのブログ間で住み分けが全くできておらず、最古参ブログである篶竹荘のブログが一番迷走していました。
「ふだんの脚色しない暮らしを見てもらいたい」という思いで書いていたつもりでしたが、逆にそのせいでまとまらない投稿ばかりに。。
もうちょっと他のブログとも差別化した特色ある投稿を・・・と考えていたのですが、よく考えたらInstagramにていつも投稿していることを思い出しました。
ただ、Instagramは短い文章で、もっと気軽に投稿しています。
そのため、タイムリーな感じやより自然な浅間温泉での日常を見てもらうにはInstagramを見てもらった方がいいと思うのですが、テンション上がりすぎてハズレの投稿もちらほらと。
そうだ!それならInstagramに投稿した中で人気だったやつ(不人気じゃなかったやつ)を精選して、短い文章で書ききれなかったことを、篶竹荘のブログで書けばいいんだ!・・・と思いついたのです。
◎それぞれのブログの特徴はこんな感じです。
もうほとんど同じ人が書いているので、隠しきれない個性はそのままに、ちょっと違う書き方で「日常」をテーマに書いています。
併せて読んでいただけると、より長野県や松本での暮らしが立体的に知っていただけると思います。(ただ、特定の人が書いているので偏りはご容赦ください。。)
●篶竹荘「ブログ」
→「ぽん」のInstagramをもとに「より詳しい」日常、ふだんの暮らしを中心に投稿します。
→元下宿のシェアハウス「篶竹荘」を例にとって一般的なシェアハウスのお話や、信州、松本への移住とかのお話もたまに真面目に書いてみてます。
●第2ペンギン荘「お知らせ・ブログ」
→第2ペンギン荘のマスコット「第2ペンギン」がいろいろやってみる”てい”で書いています。
→一番DIYについて書いているかもしれません。
→落書きで描いた「第2ペンギン」が気に入りすぎてlineスタンプまで作る凝りようです。
●合同会社SumSum「おしらせ・読み物」
→もっともカタい文章を書いています。
→もっとも時間をかけて書いているため、もっとも読みごたえがあります。
→「ふつうの暮らし」「日常」をちょっと楽しくする提案やデータなどをもとにした勝手な考察みたいなのも。
→自分にとっての「快適な暮らし」を求めている人にとって何かのきっかけになったらいいなと思い書いています。
●Instagram「第2ペンギン荘」
→第2ペンギン荘を中心とした日々の暮らしを。
●Instagram「ぽん(篶竹荘と第2ペンギン荘)」
→篶竹荘を中心とした日々の暮らしに加えて、”ぽん”の個人的な趣向もたまに載せ、ほとんどの人に賛同を得られない・・・ということもしばしば。。