【地方移住】”積極的”ローテンション移住のすすめ

◎住みたい街に好きなように住めるようになってきた!

ウェブ関係の仕事でオフィスに行かなくていいから環境のいい地方に移住したい。いつかお店をやりたいから人脈を広げるために地方のコミュニティ型シェアハウスに移住したい、とかは割と目的がはっきりしていて移住するタイプ。これだけ目的が明確で移住を目指すのはすごいことだと思いますが、一方、特に明確な理由がない場合、移住をしてはいけないのでしょうか?

当然、そんなことはありません。

東京での生活が疲れた。もっとのんびり暮らしたい。とかのノリで移住したってなんの問題もありません。

 

こんにちは。

長野県松本市の温泉街「浅間温泉」にて戦後すぐに建てられた築7~80年の元・下宿でシェアハウスを運営しています篶竹荘(すずたけそう)です。

人脈を作りたい、住民同士交流したい、じゃない方の「下宿でちょっとレトロなふつうの暮らし」がしたい方のためのシェアハウスです。

内覧時の雑談にて現在のメンバーとの相性を考慮の上、入居の可否を決めますので、下宿内の仲はすごく良好ですが、人脈も、住民同士の交流なんかも当然の結果であって、売りにするのはなんだか憚られるからです。

 

さて、今回は地方移住につきまして、造語、ローテンション(意識高くない系ともいえる??)移住について書いてみようと思います。

せっかく移住しやすい世の中なので、ちょっと数年旅するつもりで移住するのもアリなんじゃないかと思っていますので。気に入ったら長く住めばいいと思うのです。

◆仕事・職業・収入源の多様性

【地方に移住】みんな仕事ってどうしているの?

でも書きましたが、地方都市でもそこそこ大きな街でしたら仕事が無いということはあり得ません。人が住んでいる以上何かしらの仕事はあります。

また、オンラインでの仕事や、アクセサリーや家具などクラフト系のものを作って売ることもネット上で可能な世の中です。

仕事、職業、収入源は多種多様。

工夫によっては都会に住まなくたって地方都市で好きなことを仕事にして食べていくのも十分可能です。

気軽に移住って言ったって仕事どうするのよ、となりがちですが、結構なんとかなる者です。

大切なのは仕事(の内容)を優先させるのか、環境のいい暮らし方を大事にするのかを考えてみる事かと思っています。

◆持ち家・アパート・マンションに加えて下宿・シェアハウスの勃興

住まいのかたちも下宿・・・は勃興してきているのはウソですが(むしろ衰退している)、ほとんど名前が変わっているだけのシェアハウスは年々その数が増えてきています。

たしか2021年の時点で5000棟を越えたんじゃなかったでしょうか?

以前でしたら、移住・引っ越しというと家具家電をすべてそろえて、敷金礼金を少なからず支払い、安くない引っ越し業者にお願いしてアパートやマンションに移り住むことでした。

それしか選択肢がありませんでした。

そうなると、移り住むからには、転勤とか、就職とか、開業とかなにかしらの目的があって移り住むことが求められました。もとい、求められなかったとしてもそれなりに費用が掛かるので一大決心でした。

しかし、現在はシェアハウス(下宿も含む)が増加してきたことによって、それなりの大きな地方都市、魅力的な田舎ならシェアハウスという選択肢ができました。

家具家電が大抵は揃っているので、移住もスーツケース一個、カバン一個でできるようになりました。

そうなると「移住」というものがもっと気軽になり、大きな目的(ハイテンション)じゃなくて、小さな理由(ローテンション)でも移住できるようになってきたわけです。

◎積極性があればローテンションだっていい。

◆「この街でふつうに暮らしたい」ってノリで誰だって移住していい。

仕事と住居の多様性により、住みたい街に気軽に移住できるようになってきた昨今。

「この街で一旗あげてやる」といった志や意識が高い移住でなくても「この街で食べていけるくらいの仕事をして、あとはのんびり暮らしたい」というノリでも移住できるようになっています。

うちは元・下宿を使ったシェアハウス屋さんですが、シェアハウスと言うと、格安タイプかコミュニティ重視タイプかの二つに一つと言った印象です。

また、コミュニティ重視タイプですと、毎日賑やか!寂しくない!楽しい!友達ができる!と食傷気味になるくらいハイテンション・・・。

それらのメリットは下宿・シェアハウスの特徴ですが、結果的にといいますか、なんといいますか、雰囲気的に醸し出される文化みたいなものでして、基本的にはアパートやマンションなどの「ふつうの暮らし」と下宿・シェアハウスもなんら変わりがありません。

ただ、住民同士の交流が「生まれやすい」くらいのテンションです。

「この街にふつうに暮らしたい」「せっかくだから『交流が生まれやすい』シェアハウスに住もうかな」といった感じの移住やシェアハウス・下宿が増えてくれたらいいのになと思っています。

◆シャイな人たちだってふつうに住める下宿・シェアハウスが増えていくと思ってます。

私はシャイです。

篶竹荘をやっている長野県松本市は結構オシャレで個性あふれる素敵なお店がたくさんあります。

それが松本市の魅力の一つとなっていることは間違いありませんが、私はほいほいと行けるような性格じゃありません。

どちらかと言ったら、里山を歩いてみたり、畑をやったり、DIYをしてみたり、ひっそりとたたずむ名所旧跡を巡たり、温泉に浸かってのんびりしたりといった一人でもできる(でも本当は人と一緒にやりたい)ような趣向を持っています。

そんな私がやっているシェアハウスですから、毎日パーティ~♪ふぅ~っ!!毎日賑やかで寂しくないぜーっ!といった感じでなく、もっとなんて言いますか、ふつうの暮らしを提供する中に、人と住む楽しさがにじみ出るような施設を提供したいと思っています。

そして、世の中みんな四六時中人との交流が大好きな人たちばかりではありません。こういった交流・人脈などを最大限に推し出したシェアハウスだけでなく、もっとふつうに暮らすような、それでいて格安だけが売りではない、じわーっと暖かい感じのシェアハウスがこれからもっと増えていくんじゃないかと考えて、目立ちませんが、ちょっと快適な「ふつうの暮らし」を提供するシェアハウスをやっています。

◎"積極的"ローテンション移住のすすめ

◆自分が自然体で暮らせそうな街を探そう。

移住におきましては、どこにでも移住できるという気分になりましたら、何よりも自分が自然体でストレスなく暮らせる街を見つけるのがいいでしょう。

それはもう「ゴキブリがいないから」でもいいです。

私は登山が趣味だったというのもありますが、長野県はゴキブリがほとんどいない(最近はいる)という噂に希望を持って松本に来たことを思い出しました。

実家(最後の首都圏と言われる東京1時間圏内の田舎町)と比べて松本ではゴキブリなんてほとんど見ることがありません。

そんな理由でいいんじゃないかと思います。移住は。

必要なのは移住を実行するための「積極性」だけ。

移住の目的なんかは意識高くなくちょっとした理由(ローテンション)でいいと思うのです。その方が、過度な期待をしない分、長くじんわりとその街を楽しめるような気もしています。

◆長野県松本市、結構オススメ。ふつうに、そしてちょっと楽しく暮らそう。

最後になりますが、一応、松本市浅間温泉でシェアハウスをやっている身ですから、ちょっと松本市の住みやすさを織り交ぜつつのまとめです。

自分が気に入っているからこそ住んでいるので、かなり色眼鏡が入っている気もしますが、移住するなら松本市って結構住みやすいです

私は先述の通りシャイなのであまり頻繁に通ったりしていないのですが、松本市内にある個性的で素敵なお店たちも結構な確率で移住者の方たちが経営しています。

そういった意味ではお店を開業したい方たちにもやさしめな街だとも言えます。

快適な暮らしはひとそれぞれ、その中の一つの選択肢として移住もあるんだと思っていただければ幸いです。

そして、結構気楽に移住してもいいんだと思っていただけたら。

それではでは。

※篶竹荘「ブログ」について

◎3つのブログをやっています。

下宿・篶竹荘」は長野県松本市の中心市街地にほど近い温泉街「浅間温泉」にある下宿・シェアハウスです。

会社にするまでもなかったのについつい会社化してしまった合同会社SumSumが運営しています。

さて、そんな篶竹荘ですが、近所にお互いに遊びに行ったりできる下宿がいっぱいあればいいなと思って始めた「第2ペンギン荘」と合同会社SumSumにもブログがありまして、全部で3つもやっているのです。

特にブログで収益化~!!とも思っていなく、ただ、篶竹荘や第2ペンギン荘、合同会社SumSumの日常や、暮らしに関してマイノリティ側からの提案なんかをしようと始めてみたわけなのですが。。

それらのブログ間で住み分けが全くできておらず、最古参ブログである篶竹荘のブログが一番迷走していました

ふだんの脚色しない暮らしを見てもらいたい」という思いで書いていたつもりでしたが、逆にそのせいでまとまらない投稿ばかりに。。

もうちょっと他のブログとも差別化した特色ある投稿を・・・と考えていたのですが、よく考えたらInstagramにていつも投稿していることを思い出しました。

ただ、Instagramは短い文章で、もっと気軽に投稿しています。

そのため、タイムリーな感じやより自然な浅間温泉での日常を見てもらうにはInstagramを見てもらった方がいいと思うのですが、テンション上がりすぎてハズレの投稿もちらほらと。

そうだ!それならInstagramに投稿した中で人気だったやつ(不人気じゃなかったやつ)を精選して、短い文章で書ききれなかったことを、篶竹荘のブログで書けばいいんだ!・・・と思いついたのです。

◎それぞれのブログの特徴はこんな感じです。

もうほとんど同じ人が書いているので、隠しきれない個性はそのままに、ちょっと違う書き方で「日常」をテーマに書いています。

併せて読んでいただけると、より長野県や松本での暮らしが立体的に知っていただけると思います。(ただ、特定の人が書いているので偏りはご容赦ください。。)

篶竹荘「ブログ

「ぽん」のInstagramをもとに「より詳しい」日常、ふだんの暮らしを中心に投稿します。

→元下宿のシェアハウス「篶竹荘」を例にとって一般的なシェアハウスのお話や、信州、松本への移住とかのお話もたまに真面目に書いてみてます。

第2ペンギン荘「お知らせ・ブログ

→第2ペンギン荘のマスコット「第2ペンギン」がいろいろやってみる”てい”で書いています。

→一番DIYについて書いているかもしれません。

→落書きで描いた「第2ペンギン」が気に入りすぎてlineスタンプまで作る凝りようです。

合同会社SumSumおしらせ・読み物

→もっともカタい文章を書いています。

もっとも時間をかけて書いているため、もっとも読みごたえがあります。

→「ふつうの暮らし」「日常」をちょっと楽しくする提案やデータなどをもとにした勝手な考察みたいなのも。

自分にとっての「快適な暮らし」を求めている人にとって何かのきっかけになったらいいなと思い書いています。

Instagram第2ペンギン荘

第2ペンギン荘を中心とした日々の暮らしを

Instagramぽん(篶竹荘と第2ペンギン荘)

篶竹荘を中心とした日々の暮らしに加えて、”ぽん”の個人的な趣向もたまに載せ、ほとんどの人に賛同を得られない・・・ということもしばしば。。