【下宿・シェアハウス生活って案外ふつうです。】ふつうの暮らしは目立たない!?

◎下宿・シェアハウスの日常について

私はあんまりテレビを見ないので見たことが無いのですが、シェアハウスのドキュメンタリー風の番組で良くも悪くもシェアハウスと言うのが世間に認識された・・・と伺っております。

いい点はシェアハウスの知名度が上がり現在進行形で全国的に普及していること

悪い点はパリピみたいな人や恋愛目的で住んでいるんじゃないかというイメージです。

きっと毎日賑やか!華やか!パーティ三昧!!っていうシェアハウスもあるでしょう。

でも、そういうのじゃないシェアハウスもあるでしょう。

それこそ下宿・シェアハウスの根本的な住まいのかたちである「共同で住む」以外はそれぞれの施設によると思います。

それはアパートが「住まいを借りる」という一点以外は施設によるのと同じです。

ただ、シェアハウスの場合は施設の雰囲気とかソフト的な部分が含まれているだけです。

ということで、偏ったイメージが付くこともあるシェアハウスですが、私たちがやっている篶竹荘での生活を例にとりまして、「案外ふつうなのね」「みんなで住むのって楽しそうね」と思っていただけるような記事を書いてみます。

◆長野県松本市の元・下宿のシェアハウス「篶竹荘」を例に。

こんにちは。

長野県松本市の浅間温泉という歴史のある温泉街にて、戦後すぐに建てられた学生下宿を、当時の面影を残したまま2015年にシェアハウスにしました篶竹荘と申します。

元・下宿の建物ですので「下宿・篶竹荘」と名乗りたいのですが、シェアハウスと名乗っているのは下宿と言っていると検索で引っかからないためだけです。

それに周りの人たちにシェアハウスって言われているのもあります。

結構、下宿と”コミュニティ型”シェアハウスの違いって私自身よくわかっていないのですが、

共通点として「一つの玄関、それぞれの個室」であり、

相違点として「コミュニティを作ることに積極的か否か」であるような気がしています。

そうは言っても、じゃあ「”格安型”シェアハウス」は下宿じゃないか!と言ったらなんか違和感がありますし、下宿だってお互い顔見知りなんだからお話したり遊んだりするんじゃない?そしたらシェアハウスとも言えるよね。と言われればその通りです。

結局、あいまいなんです。

もしかして今風の言葉か否かってだけなのかもしれません。

そう考えると、シェアハウスって言うとパリピが集うところってイメージをする人もいるかと思いますが、そんな人も下宿って言うと純朴な人たちが住んでいるってイメージしてくれるのかもしれません。

篶竹荘ではそういった意味では本当は下宿って言いたいのです。

だって、パリピ≒シェアハウスと思っている人がいるのなら、驚くほどふつうの暮らしですもん。

それならウチは個々の暮らしも大事にしているので下宿です。

でも、コミュニティだって大事にしているのでそういう意味では”コミュニティ型”シェアハウスです。

つまりは、シェアハウス≒交流、コミュニティ、寂しくない、いつでも誰かがいる安心感、定期イベントで楽しく知り合いづくり、歓迎会、飲み会、パーティ、コワーキング、シェアハウス内恋愛とかって言葉やそれを全面的に売りにしてしまうシェアハウスが多いことや、それを求められている気がしてしまうこのご時世がなんだかややこしくしているような気がしてなりません。

そんなわけで、松本市の一介のシェアハウス(下宿)である篶竹荘での例になりますが、こんな暮らししてますよーという紹介をしてみます。

 

なんだか一緒に住むことの安心感と個々の生活が両立できて楽しそうな生活!

アパートとかのふつうの暮らしと大して変わらない中に、すぐ近くに友人が住んでいるようなものなのね!

みたいな風に思っていただけたら幸いです。

◆下宿・シェアハウスと言っても雰囲気も仕組みもいろいろあります。

とはいえ、これは注釈になりますが、コミュニティを全面的に推し出しているシェアハウスはやっぱりそういったイベント事が好きな人たちが集まる傾向にありますし、最低入居期間をひと月とか短く設定しているところはメンバーの入れ替わりが激しく、国内国外問わず転々としている人が集まります。

逆に、長く期間を長く設定しているところはその街にある程度腰を落ち着けて住もうとしている人が集まりますし、篶竹荘では年間を通して松本の暮らしをしてほしいと思っているので、期間を長くとって落ち着いて住んでほしいと思っているタイプです。

また、シェアハウスと言っていても何年か前まで下宿と名乗っていて、名前だけ変えた「ほぼ下宿」もありますし、コミュニティ型を謳っていても、ただ小さな個室が与えられて放置されるようなあんまりよろしくないシェアハウスに当たってしまう場合もあります。

要はシェアハウスもそれぞれの施設に寄るのだと思います。

そして、住もうとしている人の嗜好も事情もそれぞれです。

これからシェアハウスに住むことを検討している方は、シェアハウスポータルサイトだけでなく、きちんと内覧をしてみたり、公式サイトがあればちゃんと見てみて、どんな雰囲気か、どんなことを大事にしているのか、そして自分は何を求めているのかを考えてみるといいかもしれません。

◎ってことで篶竹荘の一住民(私)の視点による日常について。

◆春のある日

晴れたので展望台と呼ばれている物干し台に布団を干す。

洗濯機は共用なので誰かが回しているので順番待ち。その間、布団が無くなって広くなった部屋の掃除。

洗濯機が空いたので溜まっていた大量の洗濯物を片付ける。

洗濯が終わるまでの待ち時間で廊下などの共用部をクイックルワイパーで拭いて、Amazonとかの段ボールをまとめる。台所の洗剤とかを補充する。

そのくらいで選択が終わったので干す。

今日の家事はこれで十分!という達成感が得られたので、松本の街なかへ買い物。

あんまり無駄遣いしないように購買欲はなるべく食材を買うことで満たす。

最近はから揚げ作りにハマっているので鶏むね肉を大量に買って帰る。

15:00ぐらい帰宅。

から揚げの下準備。ちゃんと下準備すれば安い鶏むね肉でも柔らかくておいしくなる。ソミュール液を作って鶏肉を漬け込む。

洗濯ものと布団を片付ける。布団が太陽の匂いになって快適に寝れそう。

部屋でゴロゴロ。別に見たくもないyoutubeをぐだぐだ見る。

日が暮れてきたのでから揚げ上げる。

台所には他の住民が1人。晩酌をしている。

「何作るんですか?」「から揚げ。最近ハマってんだよねー」と言った会話。

揚げ終わって食べていると、もう一人が帰宅して、ご飯を作り出す。

から揚げ食べ終わって洗い物して部屋に戻る。風呂の準備して温泉入りに行く。

下宿に帰ってきたら、ごろごろしながらスマホいじる。

23:00、眠くなったので寝る。

 

◆夏のある日

今年の梅雨は早く空けた。早すぎる。

梅雨の雨のおかげで畑の水くれが省かれてだいぶ助かるのに、もう毎日水を上げに行かなければならなくなっちゃった。

そんなことを考えながら篶竹荘の徒歩0.5秒の事務所に籠り、お仕事をする。

昼はそうめん食べる。終盤に生卵を入れて味変するのが最近のお気に入り。

ご飯食べた後、メッセージアプリの畑グループで「夕方涼しくなったら畑行く人いませんか?」と聞く。4人集まる。

午後も仕事。

夕方になって涼しくなり、畑に行く時間になったので集合して向かう。

みんなで水を上げたり、カボチャにネットを掛けたり、オクラの間引きをしたり。

お腹が空いたので、「どっか食べに行こうよー!!」と下宿のグループチャットで誘うも、フラれまくって結局、2人で食べに行くことになる。

餃子を食べた。

満腹。21:30頃帰宅。

汗かいたけど、お風呂はもうすぐ閉まる時間だからあきらめる。

扇風機を出す。寝る。

◆秋のある日

日が短くなってきた。物悲しい。

でも、春みたいに花粉症もないし、涼しくてよく眠れるのでいいこともある。

今日は畑の夏野菜の片づけをした。みんなこれなかったので1人で片付ける。

午前中早々に終わったので、そのまま食糧買出し。

ちょっとサンマ高すぎじゃないだろうか。安い年がほとんどなくなってきて残念。好きなのに。。

仕方がないのでサバの切り身買って帰る。

夏の間に伸びすぎた庭の雑草を引っこ抜く。植栽の枝を刈る。

夕方になったので早々にご飯の準備。

早すぎるのでリビングには誰もいない。というか下宿の中に誰もいない。

まだ明るい中、ご飯作って食べる。

温泉も早めに行って入る。ウチが使っている温泉は19:00台が空いていて個人的にはよくこの時間に入りに行く。

風呂から出た後は部屋でゴロゴロするも、22:00ぐらいに小腹が空いてリビングのフリー食材コーナーになんか置いてないか見に行く。

1人がご飯を食べていたので、ちょっと話しながら、せんべいみたいなの見つけた他のでつまむ。

部屋の戻って寝る。

◆冬のある日

夏の間に仲良くなった隣のミーちゃん(猫)。

でも毎年冬になるとお互い外に出歩かなくなるので、その間に気まずい関係になってしまい、毎年春にまたゼロから関係を作らなくちゃいけないのがくやしい。。

今日は松本では珍しい積雪。

松本ぐらいしか雪が降らないとたまにのイベントなので雪掻きは楽しい。

朝から事務所での仕事の合間、積もったら雪掻きをするってのを繰り返す。

せっかくだからとなり3軒分くらいの雪掻きをしていたらお礼を言われてうれしい気分に。

一日事務仕事。確定申告とか毎年のごとく四苦八苦する。

昼は適当に食べて午後も事務仕事。

日が暮れて今日最後の雪掻きでもと外に出ると、ちょうど別の住民の方が帰宅。

一緒に雪掻きをしたのですぐ終わる。

寒いので風呂に入って、ご飯を食べる。寝る。

◎「ちょっと楽しいふつうの暮らし」じゃありませんか?

どうでしょうか?

「ふつう」じゃないですか?

身近に雑談できる知り合いが住んでいる。たまにみんなで遊ぶ・・・他はふつうに暮らしています。

それこそ、庭の彼岸花が咲いたとか、柿の木の芽が出て来たとか、畑にキュウリがなったとか、食べに行ったごはんがうまかったとか、変な車に衝突されたので「被害者はこっちの方だ!」と言われている・・・という愚痴を聞いてもらう、とかそういったささやかな喜びを感じる生活です。

シェアハウスと言っても施設によって全然違います。

篶竹荘はわりとふつうの暮らしを楽しみましょうって感じのシェアハウスですし、イベントや交流を推しているシェアハウスもあれば、格安を推しているシェアハウスもあるわけです。

今回は篶竹荘を例にとって、こんな生活しています。案外ふつうじゃないですか?といったことを言いたくて記事にしてみました。

シェアハウスの暮らしの一つの例にしかなりませんが、これからシェアハウスにはじめて住んでみようと思っている方や、信州への移住を考えている方などへの参考になれれば幸いです。

それではでは。

※篶竹荘「ブログ」について

◎ちょっとずつ趣向の違う3つのブログ。

篶竹荘は長野県松本市の温泉街「浅間温泉」にある築70~80年の元・学生下宿を利用したレトロなシェアハウスです。

元は個人事業でしたが、本を読んだら簡単に作れそう・・・と調子に乗って作ってしまった合同会社SumSumが運営しています。おかげで経理とか労務で苦労しています。

というのはどうでも良くて、そんな篶竹荘ですが近所にお互いに遊びに行ったりできる下宿がいっぱいあればいいなと思って始めた「第2ペンギン荘」と合同会社SumSumにもブログがありまして、全部で3つのブログを書いています。

篶竹荘や第2ペンギン荘の日常や、その元である合同会社SumSumにて暮らしに関して一風変わった提案なんかをしようと始めてみたわけなのです。

結果、それらのブログ間で住み分けが全くできておらず、最古参ブログである篶竹荘のブログが一番迷走する事態に。。

ふだんの脚色しない暮らしを見てもらいたい」という思いで書いていたつもりでしたが、逆にそのせいでまとまらない投稿ばかりに。。

もうちょっと他のブログとも差別化した特色ある投稿を・・・と考えていたのですが、よく考えたらInstagramにていつもの篶竹荘での日常を投稿していることに気が付きました。

ただ、Instagramは短い文章で、もっと気軽に適当に投稿しています。

そのため、タイムリーな感じやより自然な浅間温泉での日常を見てもらうにはInstagramを見てもらった方がいいと思うのですが、適当ゆえにハズレの投稿もちらほらと。。

そうだ、それならInstagramに投稿した中で人気だったやつ(不人気じゃなかったやつ)を精選して、短い文章で書ききれなかったことを、篶竹荘のブログで書けばいいんだ!・・・と思いついたのです。

◎それぞれのブログの特徴はこんな感じです。

大半を同じ人が書いているので、隠しきれない個性はそのままに、ちょっと違う書き方で「日常」をテーマに書いています。

併せて読んでいただけると、一個人の目線ではありますが、より長野県や松本での暮らしが立体的に知っていただけると思います。

篶竹荘「ブログ

「ぽん」のInstagramをもとに「より詳しい」日常、ふだんの暮らしを中心に投稿します。

→元下宿のシェアハウス「篶竹荘」を例にとって一般的なシェアハウスのお話や、長野県・松本への移住とかのお話もたまに真面目に書いてみてます。

第2ペンギン荘「お知らせ・ブログ

→第2ペンギン荘のマスコット「第2ペンギン」がいろいろやってみる”てい”で書いています。

→一番DIYについて書いているかもしれません。

→落書きで描いた「第2ペンギン」が気に入りすぎてlineスタンプまで作ってしまいました。。

合同会社SumSumおしらせ・読み物

→もっともカタい文章を書いています。

もっとも時間をかけて書いているため、面白いかは別にして、もっとも読みごたえがあります。

→「快適なふつうの暮らし」「ちょっと楽しい日常」になるような変な視点からの記事を中心に書いています。

自分にとっての「快適な暮らし」を求めている人にとって何かのきっかけになったらいいなと思いで、大半が同意するような内容じゃないかもしれません。

Instagram第2ペンギン荘

第2ペンギン荘を中心とした日々の暮らしを

Instagramぽん(篶竹荘と第2ペンギン荘)

篶竹荘を中心とした日々の暮らしに加えて、”ぽん”の個人的な趣向もたまに載せ、ほとんどの人に賛同を得られない・・・ということもしばしば。。