2022年6月1日

当下宿について

◆元下宿のシェアハウス「篶竹荘」はこんなところ

◎篶竹荘は元下宿のシェアハウスです!

篶竹荘(スズタケソウ)は昭和20年代に建てられた下宿の面影をそのままに、平成27(2015)年にオープンしたシェアハウスです。

長野県松本市の中心市街地に近い所に浅間温泉という温泉街がありまして、その一角にあります。

他県からの信州や松本で暮らしたいと、移住者の方を中心に主に10~40代の方が住んでいますが、最近は地域に根差した暮らしがしたいと大学生の方にも多く住んでもらっています。

当下宿は移り住んだ方々が長野県や松本市が旅行などで訪れる「非日常」の場所から、暮らしの場としての「日常」となるように、ちょっと楽しい「ふつうの暮らし」ができるようにと考えて運営しています。

アパートやマンションとは違う暮らしのかたちであるシェアハウスや下宿といっても、住処であることは変わりません。

イベントやコンセプトや華やかな特徴を売りにするシェアハウスより「ふつうに暮らせて、一人じゃないのでちょっと楽しい」くらいの施設を目指しています。

 

◎シェアハウスのある松本市浅間温泉はこんなところ

松本の中心市街地までは3㎞くらい、信州大学へは1.5㎞くらいの場所に浅間温泉はあります。

中心市街地までの間に、スーパーやホームセンター、イオン松本などの普段の買い物をするのに十分なお店が揃っています。

生活の利便性だけを考えたら、松本市でいうと「中央」「大手」「県」あたりに住むのがオススメですが、浅間温泉の特徴は「温泉」と地名にも入っている通り温泉街の住宅地というところです。

毎日温泉に入れるのに街にもけっこう近い。それでいて美ヶ原高原や美鈴湖など景勝地など自然もすぐ近く。それが浅間温泉の魅力かと考えています。

松本の中心市街地よりも標高が少し高くなりますので、北アルプスが眺められる場所が点在しているのも特徴かと思います。

浅間温泉は「温泉街」の中に訪れる人のための「旅館街」と、街へのアクセスの良さからベッドタウン的な「住宅街」の顔を持つ街になります。

住宅街といっても1000年の歴史のある街ですので「松明祭り」を始めとした歴史のあるお祭りや伝統的な催しなどがあり、独特な雰囲気があります。

みんな「歴史のある温泉街」が作り出した独特の雰囲気なのかと思います。

温泉が身近になると時々ありがたさを忘れてしまいがちですが、都市部に近いのに、温泉地に逗留しているような、湯治に訪れているような、そんな気分に浸りながら暮らせるのは贅沢な気がしています。

また、最近では新しいゲストハウスホテル次々にオープンしたり、パン屋さんや雑貨屋さんも出来てきています。

一時期は、浅間温泉も衰退してきていましたが、篶竹荘を始めて以降、少しづつですが賑やかになりそうな雰囲気になってきました。

みんなようやくですが、浅間温泉の魅力に気づき始めたのかと思っています。

◎温泉街のシェアハウス「篶竹荘」の特徴

篶竹荘は戦後すぐに建てられた下宿の建物を改修したシェアハウスですので、全体的には「昭和の暮らし」のようなレトロな雰囲気があります。

リビングや台所は現代の暮らしでも十分なくらいに改修されていますし、各お部屋もシンプルながら改修を繰り返しています。共用のWi-Fiも繋がっていますし、住んでいる人はネットフリックスやAmazonプライムで映画を見たり、テレワークをしている住民もいます。

しかし、個人のお部屋は全室和室ですし、つやつやと年季の入った廊下からの景色は、学生下宿時代の雰囲気がそのまま残っていて、部屋からは夜な夜な麻雀をやる声が聞こえてきそうです。

改修は専門的な技術がいらない部分は基本的にDIYにて改修をすすめています。古い建物ですので毎年場所を絞ってメンテナンスを続けています。

せっかく温泉街に残った下宿の建物。大事に使って行こうと心がけています。

また、改修や家具作りなどをを自営のDIYでなるべく行うことにより、(もちろん専門の職人さんにはかないませんが)出来る範囲で家賃をリーズナブルにしたいと思っています。

家賃は毎月かかる固定費ですから、運営をシンプルにして住民の方々の協力で回せるものは回してもらい、浮いた費用で松本の街を楽しんでもらったり、仕事をセーブして趣味の時間を持ってもらったり、そんな生活をしてもらいたいと思っています。

家賃が安いと運営をおろそかにしていると思われがちですが、管理人は一住民として常駐していますので、施設のメンテナンスや下宿全体の管理、防犯などでは安心できるかと思います。

◎「ふつうの暮らし」を提供します。

下宿での普段の暮らしは、住民の協力によって回っています。この中には地域活動(たとえば町会の草取りなど)などやお祭りなども含まれます。

シェアハウスは共同で暮らすスタイルですし、松本は地方都市のため、町会などを通して地域住民とのつながりもあります。

ふつうのシェアハウスですと街の中にあっても地域とは関わらない住民同士だけや、その知り合いづてで楽しく暮らす独立孤高の施設が多いですが、何かのご縁で浅間温泉の温泉街に住むことになったわけですので、篶竹荘は地域とのつながりも大事にしています。

これは松本や浅間温泉での暮らし、下宿の住民や地域に馴染んでもらいたいことと、生活の全般を住民で回していただくことによって、固定費である家賃をなるべく抑え気軽に引っ越してきてもらいたいからです。

これらのふつうの暮らしを煩わしいと感じるか、新鮮と感じるかは人それぞれです。「ちょっと面倒くさそうだけど、そんなシェアハウスめったにないから面白そう」と思っていただけたら篶竹荘はとても快適かと思います。

篶竹荘は「ふつうの暮らし」を送ってもらうことに重きを置いています。

アパートでもマンションでも、持ち家でも、そしてシェアハウスでも下宿でも。

「住処」に求める一番大事なものは安心してリラックスできることだと考えています。

共同生活ですから、みんなのタイミングが合えば多くのシェアハウスと同じように、みんなで遊んだり、ごはんを食べたりしていますが、何より大事なのは「ふつうの暮らし」。

「ふつうの暮らし」というと特徴がなく、パッとしないように思われがちですが、何気ない暮らしを安心して過ごすにはとても大事なことだと考えています。

◎こんな人たちが住んでいます。

最後に、当下宿に移住された方の趣味・嗜好などを紹介します。

温泉、アウトドア、畑、山菜採り、キャンプ、料理、ごはん、庭づくり、レトロ、建物、旅、自然、民藝、アート、クラフト、文化・歴史、読書・・・このあたりに興味がある方はもしかして、うちにピッタリかもしれません。

もし篶竹荘での暮らしに興味がありましたらお問い合わせよりご連絡ください。

ブログにも似たようなことを書いていますので併せて読んでいただけたら、より篶竹荘のことがわかるかもしれません。

長野県松本市の下宿・シェアハウス「篶竹荘」はこんなところです。

では、もしご縁がありましたら。