【小さな暮らし】地方都市のシェアハウスの生活費~長野県松本市の場合~

◎地方都市に暮らす。

最後の首都圏と言われる首都圏の田舎から長野県松本市に移り住んで結構経ちました。

地方から地方への移住ですので本当の都会暮らしはわかりませんが、それでも東京の友達の家にしばらく厄介になったりすると、地方都市の生活コストの安さを実感します。

また、私たちは2015年から松本市の浅間温泉という温泉街で元・下宿を使ったシェアハウスをやっている身でもあります。

やはりシェアハウスと言えば移住のコストが抑えられるのが魅力のひとつです。

そんなわけで長野県松本市で暮らした場合を例にとりまして、なるべく一般的な事項に昇華させて、地方都市のシェアハウスで暮らすとなったら、(そんなにケチってるという実感が無いくらいで)どのくらいの生活費になるのかを書いてみたいと思います。

◆地方都市はやっぱりいろいろ安い。

地方都市で安いのがまず第一に家賃です。

建設費はどこでも変わらないのでタダ同然に安いってことは地方「都市」なのであまりありませんが、それでも都心などと比べたら2分の1か場合によっては3分の1くらいになるかと思います。

別に、都会だからと言って時給が家賃に見合った2倍、3倍ではないので家賃の安さは地方都市の魅力です。

次に、食品。

物流コスト?がかかるのでしょうか?都会はなぜか高いです。

田舎過ぎると今度は競合がいなく、また高くなる傾向にあるので、買い物する場所の選択肢のある地方都市が食品を一番安く買えるんじゃないかなと思っています。

また、食品に関してですが、なんだったら地方に暮らせば畑をやっている人が周りにたくさんいますので、大量の野菜をもらうこともできます。

篶竹荘ではお仲間の第2ペンギン荘と有志で畑をやっているのですが、たくさんできたものは近所に配ったり、また、まわりでたくさんできたものをもらったりするのはしょっちゅうです。

◆でも高いものもある。

といった感じで家賃と食品は都会と比べて圧倒的に安いと思われますが、場所と物によっては高いものもあります。

今回は長野県松本市を例にとってお話していますので、松本市・・・と言いますか長野県を例に挙げますと、長野県は内陸県のため、ガソリンが高い傾向にあります。

実家に帰って比べたりすることがありますが、1リットルあたり10~15円くらい高いのがざらです。

他にも交通費。都会と比べて利用頻度は低くなるのでなんとも言えませんが1回あたりの運賃を考えると乗客数が少ないため高くなる傾向にあります。

その他あげられるのが例えばガスとかもそうかもしれません。

篶竹荘は都市ガスの地域内ですが、地方都市は都会ほど都市ガス網が整備されていないので、プロパンガスなどになる場合が多く、都市ガスより費用が高くなる傾向にあります。

◆地方だからこそ余計にかかるものもある。

物やサービスの値段だけでなく、地方特有のコストというものもあります。

その代表例が自家用車です。

これは地方都市のどのエリアに住むのかにもよりますが、地方都市の郊外に住んだ場合は車が必須になってくると思います。

これは、地方都市の自転車圏内に住むことで解決することができますが、地方に住むなら車があったほうが便利なのは間違いありません。

◎地方都市のシェアハウス暮らし。その生活費。

これらを踏まえて、長野県松本市のシェアハウスに移住した場合を例にしますが、なるべく一般的な事項に絞り、地方都市(全般)で暮らすには、ひと月だいたいこのくらいの生活費がかかる目安を書いてみようと思います。

◆【固定費】家賃と光熱通信費と保険料(社会保険・健康保険除く)

家賃(シェアハウス)2.5万~4万円

松本市のいくつかのシェアハウスとウチ(篶竹荘)の家賃を見てみて、だいたいこの間に収まるのが大半だと思います。これ以上高いのはおそらく何か付加価値が付いているシェアハウスかと思いますので、それはその付加価値によっての好みで選択肢に入れればよいかと思います。

水道高熱通信費・共益費1万円~1.5万円

最近はどんどん高騰してきているので、このくらいです。以前は篶竹荘の夏はすべて入れても5000円くらいってことがありましたが、そうもいかなくなってきました。それでも、一人で基本使用料全部を支払うアパートと比べたらはるかに安い費用に収まってくるかと思います。

◆【変動費】食費・その他生活費・雑費(おこづかいとか)

食費(自炊)1~2万円

週当たり2500円~5000円です。週2回くらい1000円くらいのおかずを買って、月に一度米を買うくらいのイメージで1万円ちょっとになります。たまに豪華なモノ食べたい人は2万円くらいの予算になるかと思います。

その他生活費1万円

シャンプー買ったり、化粧品買ったりです。シェアハウスの場合、消耗品は共益費に含まれている場合が多いですから、贅沢しなければお釣りがくるくらいだと思います。

雑費(外食・おこづかい含む)1万円~3万円

これは人に寄るかと思います。お酒が好きな人は毎日ビールや日本酒飲まないと嫌でしょうし、週に1回、人と飲みに行きたいとか、何だったら毎日外食がいいとかありますので、一概には言えません。人それぞれかと思いますが、このくらいに収まるんじゃないのかな?ということで1~3万円にしてみました。

◆【合計】このくらいあれば地方暮らしには十分だと思います。

そんなわけで地方都市のシェアハウスで暮らす場合のひと月あたりの生活費は、幅がありますが、6.5万円~11.5万円の間になるかと思います。

ちょっと6.5万はいろいろな・光熱費が快適な気候で安かった。今月は自炊しかしなかった。シャンプーも歯ブラシも買い替えなかったなど「奇跡」が重なった結果かと思いますので、あまり参考になりませんが、少なくとも12万円以内では十分生活ができるイメージはつきますでしょうか?

社会保険料などを抜いたあくまで「手取り」12万円となりますが、そのくらいなら正社員並みに働かなくてものらりくらりと働いて行けそうな金額です。

地方都市、さらにシェアハウスならばこんなにお金がかかりません。

実際に地方のシェアハウスには(もちろん普通の勤め人も多くいますが)趣味を多く持っている人も多い印象です。

松本でいえば山に登りたいから移住した、みたいな感じです。

生活のための仕事を最低限にして趣味などに時間を費やせるのが地方都市のシェアハウス暮らしの魅力のひとつかと思います。

◎地方へ移住を考えている方のご参考までに。。

ということで、今回は地方都市のシェアハウス暮らしの生活費と題しまして、地方で暮らすにはこのくらいの費用を見ておけば十分暮らせるよ、というお話をしてみました。

あくまで参考の数字ですので、自分の暮らし方ならこうだとか、それぞれアレンジしてみてください。

少なくとも1人、この費用(だいたい月10万円くらい)で長野県松本市という地方都市のシェアハウス(下宿)で生活している人がいますので間違いではありません。

移住を考えていてどこにしようと考えている方の参考になればと思っています。

それでは。

※篶竹荘「ブログ」について

◎3つのブログをやっています。

下宿・篶竹荘」は長野県松本市の中心市街地にほど近い温泉街「浅間温泉」にある下宿・シェアハウスです。

会社にするまでもなかったのについつい会社化してしまった合同会社SumSumが運営しています。

さて、そんな篶竹荘ですが、近所にお互いに遊びに行ったりできる下宿がいっぱいあればいいなと思って始めた「第2ペンギン荘」と合同会社SumSumにもブログがありまして、全部で3つもやっているのです。

特にブログで収益化~!!とも思っていなく、ただ、篶竹荘や第2ペンギン荘、合同会社SumSumの日常や、暮らしに関してマイノリティ側からの提案なんかをしようと始めてみたわけなのですが。。

それらのブログ間で住み分けが全くできておらず、最古参ブログである篶竹荘のブログが一番迷走していました

ふだんの脚色しない暮らしを見てもらいたい」という思いで書いていたつもりでしたが、逆にそのせいでまとまらない投稿ばかりに。。

もうちょっと他のブログとも差別化した特色ある投稿を・・・と考えていたのですが、よく考えたらInstagramにていつも投稿していることを思い出しました。

ただ、Instagramは短い文章で、もっと気軽に投稿しています。

そのため、タイムリーな感じやより自然な浅間温泉での日常を見てもらうにはInstagramを見てもらった方がいいと思うのですが、テンション上がりすぎてハズレの投稿もちらほらと。

そうだ!それならInstagramに投稿した中で人気だったやつ(不人気じゃなかったやつ)を精選して、短い文章で書ききれなかったことを、篶竹荘のブログで書けばいいんだ!・・・と思いついたのです。

◎それぞれのブログの特徴はこんな感じです。

もうほとんど同じ人が書いているので、隠しきれない個性はそのままに、ちょっと違う書き方で「日常」をテーマに書いています。

併せて読んでいただけると、より長野県や松本での暮らしが立体的に知っていただけると思います。(ただ、特定の人が書いているので偏りはご容赦ください。。)

篶竹荘「ブログ

「ぽん」のInstagramをもとに「より詳しい」日常、ふだんの暮らしを中心に投稿します。

→元下宿のシェアハウス「篶竹荘」を例にとって一般的なシェアハウスのお話や、信州、松本への移住とかのお話もたまに真面目に書いてみてます。

第2ペンギン荘「お知らせ・ブログ

→第2ペンギン荘のマスコット「第2ペンギン」がいろいろやってみる”てい”で書いています。

→一番DIYについて書いているかもしれません。

→落書きで描いた「第2ペンギン」が気に入りすぎてlineスタンプまで作る凝りようです。

合同会社SumSumおしらせ・読み物

→もっともカタい文章を書いています。

もっとも時間をかけて書いているため、もっとも読みごたえがあります。

→「ふつうの暮らし」「日常」をちょっと楽しくする提案やデータなどをもとにした勝手な考察みたいなのも。

自分にとっての「快適な暮らし」を求めている人にとって何かのきっかけになったらいいなと思い書いています。

Instagram第2ペンギン荘

第2ペンギン荘を中心とした日々の暮らしを

Instagramぽん(篶竹荘と第2ペンギン荘)

篶竹荘を中心とした日々の暮らしに加えて、”ぽん”の個人的な趣向もたまに載せ、ほとんどの人に賛同を得られない・・・ということもしばしば。。