下宿。アパート以上シェアハウス未満の「つながり」

◆暮らし方はグラデーション。

人口が減ってきたとは言え、日本には1億を超える人が住んでいる。

それだけ住んでいればみんな違った「快適な暮らし」があるはずだ。

「みんなと常に繋がっていたい」と考える人も当然いる。

そういう意味ではシェアハウスの登場は画期的であった。

昔から下宿暮らしとか長屋暮らしが共同生活に近い暮らしだったが、それをシェアハウスという形で洗練させ再定義した感じだと思っている。

そして、下宿暮らしとか長屋暮らしよりも人とのつながりを密にした感じである。

人によっては仕事で疲れているから私生活は誰ともかかわらないで暮らしたい、って人も当然いるし、行きつけの店でお話とかしたいけれど、家では一人でいたいって人もいる。

人とのつながり方も人それぞれである。

今回は、人との繋がりに関してグラデーションで考えてみたい。

まったく人と関わりたくないのなら山中で自給自足だろう。僕はそんな暮らしも憧れているので、今、借りた山中で秘密基地をせっせと作っている。それはそれで楽しい。

逆に、めちゃくちゃ人と繋がりたいのならイベントなどを活発的にやっているタイプのシェアハウスほど刺激的な毎日を過ごせる暮らし方は無い。

そして、篶竹荘は「落ち着いた」シェアハウスである。

篶竹荘も始めた当初はイベントを頻発し、外からも多くの人が遊びに来るようなシェアハウスだった。

だけれど、当時は松本にシェアハウスと言えば篶竹荘しかなかったからであって、今はたくさんのシェアハウスがある。みんなイベントなどをたくさんやって毎日賑やかそうである。

そこで悟った。僕は元来内向的な性格である。

ほかのみんながイベントをたくさんやってくれるようなシェアハウスを運営してくれるなら、もっと自分に合った「ちょっと落ち着いたタイプ」のシェアハウスにしよう・・・と。

毎日、賑やかなシェアハウスが好きな人もいる。

一方、人と暮らす安心感は欲しいけれど、個々の生活も大事にしたいので、もうちょっと落ち着いたシェアハウスがいいって人もいるはずである。

人との繋がり具合もやっぱり人それぞれ、グラデーションなのである。

◆比較的落ち着いているタイプのシェアハウス「篶竹荘」だけれど。

と言った感じで篶竹荘は運営者の個性が光る小規模シェアハウスの中でも比較的落ち着いた部類に入るシェアハウスだけれども、さっき言った通り、暮らし方は人それぞれ、求める人との繋がり具合のやっぱりグラデーションだと思う。

なので、落ち着いたシェアハウス「篶竹荘」よりも、さらに個々の暮らしを大事にするタイプの住居形態があってもいいんじゃないかと思っている。

昔はそんな施設が普通に合った。

下宿とか木賃アパートとか長屋とかそんな感じの施設だ。

こういった住居形態は隣家と薄い壁でつながっているので、隣人との距離が近い。・・・とはいうもののそれぞれの暮らしを基本としているので、お互い顔見知りであいさつや雑談などはするけど、みんなで一緒になんかしようぜー!ってほどでもない。

でも、誰が住んでいるのか分からない、挨拶もしない、と言った感じのアパートとかよりは隣人と近しい関係である。

こんな感じの暮らし方が現代もあっていいような気がしている。

暮らし方、人との繋がり具合もグラデーションなのだから、アパートや一軒家から、ぽーんと飛んで、めちゃくちゃ密な関係である暮らし方でありシェアハウス・・・とまで行かないでその間くらいの暮らし方があってもいいんじゃないかという気が最近しているのだ。

そんなことを思って篶竹荘はそっちよりになるべく、落ち着いたシェアハウス(・・・と言っても住民同士の関係は良好)を目指しているが、シェアハウスという形態上限界がある。

やっぱり長屋とか木賃アパートとかそのくらいの関係性のものがあったらいいのにな、とちょっと夢想したりしている。

そんなお話。

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