◎「老後の資金がありません」という映画を観た。
「老後の資金がありません」という映画を知り合いに勧められて観た。
最後に主人公夫婦が色んな年代、いろんな職業、色んな家族構成のシェアハウスに引っ越して、ハッピーエンド!・・・と言うことになるのだけれど、実際はどうなのだろうか?
◎理想的な暮らし方な気もするけれど。
シェアハウスは距離が近い。
距離が近いからこそいいことがいっぱいある。
だけれど、常にメンバーが入れ替わる形態であるからこそ、そのメンバーによってシェアハウスの雰囲気が左右されることが多くある。
だからこそ、それぞれのシェアハウスの運営者は入居希望者に内覧してもらい、話を聞いて、ウチに合うか合わないかを判断しているのである。
そんな中で断られる場合もあるかもしれないけれど、それはそのシェアハウスの今いるメンバーとの相性を考慮してのことであって、その人の人間性を否定したものでは決してない。
シェアハウスによっては誰でもOK!って場合もあるし、趣味嗜好が近い人!って場合もあるし、20代限定!みたいな年代でカテゴライズする場合もあるし、性別や、単身者などそういうのでカテゴライズする場合もある。
多かれ少なかれ、コンセプトと言うか、シェアハウスそれぞれで「来て欲しい人」「ウチに合いそうな人」を意識的、無意識的に選別しているのである。
入居者からしたら住みたいシェアハウスに住めない可能性もあるのでたまったもんじゃないが、お互いのためと言ったらお互いのためである。
そのシェアハウスが提供するコンセプトに合わない人に入居を認めてしまうと結果的にはお互い不幸になる。
運営者側からしたらコンセプトがずれてしまうし、入居者からしたら趣味嗜好が全然違う人たちと一つ屋根の下で暮らさなくちゃいけない。
毎日顔を合わせるのだから、ストレスである。
なので、小規模なシェアハウスだと、色んな人が住んでいるとはいえ、大人数で多様性をなかなか付けられないので、結果的にメンバーの相性だったりで単一的な趣味嗜好を持った施設になりがちである。
もちろん、それらのシェアハウスに住む人たちは相性がいいので楽しい生活を送れる。
・・・とまあ小規模なシェアハウスはそんな感じになりがちなはずなので、映画で出てきたシェアハウスは一種の理想形である。
実際にもそういった幅広い年齢層などを受け入れるシェアハウスもあるけれど、例えば全然共通点のない
20代・男・学生・趣味:アニメ
30代・女・パート・趣味:アウトドア
50代・男・会社員・趣味:旅行
70代・夫婦・無職・趣味:特になし
みたいな方が住む定員5人の小さなシェアハウスがあったらどうだろう?全然話が合わなそうである。
これが例えば、みんな「料理が好き」とかだったりすると、逆に、それぞれの趣味を楽しみながら、料理という共通の話題ですごく楽しそうなシェアハウスになる気がする。
なので映画に出てきたシェアハウスもみんなでご飯を食べるシーンが出てきたからもしかしたら「料理が好き」とかにカテゴライズされたシェアハウスなのかもしれない。
とにかく、小さなシェアハウスでは住民同士になんらかの共通点があったほうが暮らしやすいのは間違いがない。
◎このくらいの関係性だったらいいのでは??
一方、街規模で考えると、本当にいろんな人が住んでいる。全然共通点が無い人同士でも同じ街に住んでいるのである。
なんらかの共通点があって一緒に暮らすという感じのシェアハウスもいいけれど、色んな人たちと住むというのもシェアハウスのいい所であるから、それはそれで大事にしていきたいところでもある。
これが運営者の腕の見せ所とも言えるのだけれど、それならシェアハウスという住民同士の距離が近い住居形態よりも、もう少し個々の生活に重点を置いたタイプの住居形態の方がみんな快適に過ごせるんじゃないかとも考えたりしている。
雰囲気的には長屋とかそんな感じである。
そっちのほうが、シェアハウスよりももっと街規模というか自然に集落が形成された感じというか、多様性と言うか、とにかくそんな感じがするのである。
先日、色んな暮らし方がある、という話をしたが、シェアハウスという何かで共通点のある人たちが暮らすというのもいいし、それよりももうちょっと独立した感じの暮らし方もあってもいいなあと思う今日この頃なのである。
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